社会的証明
さて、今日も実話をもとに話していきますかね。
大学生のとき、自分は工学部の機械関係を学んでいたんだけどCADというソフトを使ってパソコン上で書く製図の授業があった。
自分は課題ができないからよく友達のK氏からデータを貰って自分用にカスタマイズして課題を提出していた。
データを貰ったK氏も他の人から貰ったらしく既におおもとが何処のデータかわからない状態であった。
また、周りに回ったデータは自分たち以外にも使っている人が多数いたらしい。
ある日、俺とK氏以外で先生にデータを流用していることが発覚した。
先生は授業のときにこう言った。
先生「えー、データを使いまわして使っている人を見つけました。非常に残念です。」先生「また、今までの課題を確認したところ数名データを使いまわしている人がいることもわかっています。」
先生「このままでは単位を不可にせざるを得ないです。なので心当たりのある人は自分から名乗りでてくれたら単位を不可にはしません。その代わり、何かしらの追加課題および反省文を書いてきてもらいます。」
といった。
製図の時間は1限から2限にまたがる授業だったので休憩時間中にK氏やその他の流用した人たちが集まってこんな話を繰り広げていたそうだ。
K氏「え、どうする?俺らもばれているのかな?」
K氏の友達「不可になるくらいなら名乗りでた方がいいよね。俺は名乗りでるよ。他の人も名乗りでるって言ってるし。」
K氏「そうだよね。俺も名乗りでるわ。」
その話が終わったあとにK氏は俺にも話を持ちかけてきたが、自分はバレてないでしょ。と思い名乗りでなかった。(←悪いやつ)
次の製図の授業でK氏と何人かの人たちは先生に名乗りでたらしく、先生も
「え、こんなにいるのか。」と驚いていたそう。
と、まぁこんなことがあったんですよ。。
みんながやるから自分もやる...これは社会的証明という心理がはたらいているんですよ。
こうならないようにするには、自分の意思を持つということだね。
本当にみんなと一緒で大丈夫なのかを考えよう。
これのネガティブ版としてウェルテル効果というものがあるけど、それはまた今度。